怖くない!石垣島で見られる「サメ」について

りっきー

お〜りと〜り!海講座のりっきーです!

ダイビングしたいけどサメが怖い!そんな人に向けてダイビングとサメ事情について解説します!

石垣島のダイビングとサメについて

ダイビングしてみたい!でもトラブルや事故が怖い・・・」と思われる方はよくいらっしゃいます。その中でもよく話題に上がるのが「ダイビング中ってサメに会ったりしないんですか?」という疑問です。これめちゃくちゃ聞かれます。

結論として、石垣島でサメに遭遇することはよくあります!ですがほとんどが温和なサメであり、皆さんがイメージする「ジョーズ」のような巨大人喰いザメは見かけません。サメ全体から見ても人を襲った事例のあるサメは20〜30種で全体の1割ほどにも満たないと言われています。僕自身も石垣島でサメの脅威にさらされた経験はまだありません。

サメの種類

石垣島で一般的に見れるサメはこの2種類。

流線形が美しいネムリブカ

ネムリブカ」背鰭の先端が白色な事から「ホワイトチップシャーク」とも呼ばれます。体長は1m〜1.5m。温和なサメで昼間はサンゴの軒下や砂地で寝ていることが多いため、「眠り」+「フカ(サメ)」と名付けられた。その代わり夜間は非常に活発に行動し、タコやエビカニを食べています。

おそらく石垣島周辺で一番遭遇率の高いサメです。サイズも大きくないのでサメ入門としては個人的に観察しすやすいサメだと思います!

何か言ってそうなオオテンジクザメ

オオテンジクザメ」体長は2m〜3mほどになる比較的大型のサメ。幅広く平たい頭で目は足部に小さくついたブサカワな見た目である。こちらも昼間は洞窟などに隠れて寝ており、夜間になると活発に活動を始めます。タコを好んで食べますが、直接口で捕まえるのではなく口を大きく開いた時に生じる陰圧によって吸い込むように捕食するという面白い狩りの仕方をします。

体が大きいのですが基本的には鈍く寝ている姿を見ることが多いので、迫力のある見た目を楽しむことができます。

番外編:コバンザメ

コバンザメがマンタのお腹にびっしり!

コバンザメ」実はこの魚、名に「サメ」と付いてはいますが、実はスズキ目であり、骨格もサメのそれとは違い近縁種でもない、全くサメとは無関係の魚です。

石垣島ではカメやマンタについている状態でよく見られ、小判状の吸盤が頭についており大型生物のお腹や背中にくっついては餌のおこぼれや寄生虫などを食べています。単独で泳ぐ様を観れると逆に嬉しかったりします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。基本的にどのサメもこちらから攻撃や挑発など行わない限りは安全な生き物で、それは魚だけではなく生き物全般に言えることでもありますね。むしろ臆病な生き物であり、乱獲や環境の変化によって絶滅の危機に瀕した種類も多いのです。うまく共存していきたいですね。

また日本国内にはサメを狙ったポイントもたくさんあり、むしろサメを見に行くダイバーは非常に多いです!皆さんもお気に入りのサメを見つけてみてはいかがでしょうか?